施工管理技士はブラック?辞めたくなる現場のリアルとは
2025/06/13
投稿者:elecareer_staff
施工管理技士=ブラックのイメージはなぜ生まれた?
建設・設備業界で重要なポジションを担う「施工管理技士」。
需要が高く、資格としての価値も認められている一方で、**「ブラック」「激務」「離職率が高い」**といったネガティブな声も少なくありません。
本記事では、施工管理技士が辞めたくなる原因や、その裏側にある業界構造、そして現場のリアルを深掘りしていきます。
1. 長時間労働と休日の取りづらさ
「朝は6時から準備、夜は21時まで書類処理」
施工管理技士の現場では、こうしたスケジュールのままの企業もあるようです。
- 工期に追われて現場から離れられない
- 週末も急な対応や業者調整が必要になる
- 法定休日も「現場次第」で変動
結果として、心身ともに疲弊しやすい職場環境になっていることが問題視されています。
2. “板挟み”による精神的なストレス
施工管理は「発注者(元請け)」「現場作業員」「会社上層部」との調整が主な業務。
その中で、常に“板挟み”状態に置かれることもストレス要因になります。
- 「予算を抑えたい」と言う上司
- 「無理な工程」と叫ぶ現場
- 「納期優先」の顧客
この調整業務の中で、責任だけが重く、裁量が少ないと感じる人も多いのが現実です。
3. 教育・引き継ぎ体制の不充分さ
施工管理技士は専門知識と実務経験が必要な職種ですが、多くの企業ではOJT頼みで教育が機能していないことも。
- 引き継ぎが不十分で現場で迷う
- 知識不足でも「現場を回せ」と言われる
- 「仕事は見て覚えろ」という古い文化
結果として、新人や若手が早期離職する原因となっています。
4. 変わりつつある現場も存在する
一方で、働き方改革に取り組む企業も少しずつ増えています。
- 現場にITツールを導入して書類削減
- 交代制での休日確保
- 職長、作業員とのチーム体制を重視
企業選びや職場環境の違いで、施工管理技士の働きやすさは大きく変わるということも事実です。
まとめ:ブラックを避けるには“現場選び”がカギ
施工管理技士という職種自体がブラックなのではなく、
環境や組織の体制次第で働きやすさが大きく変わるというのが本質です。
「やりがいはあるけど、長く続けられない」
そう感じているなら、一度職場環境を見直すことも、キャリアを守る大切な一歩になるでしょう。